2018.7.17
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マネー

資産運用コンサルに相談する前にすべき2つのこと

ASDF_MEDIA / shutterstock.com
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「医院を開業したい」「家族で海外旅行に毎年行きたい」「幸せな老後を過ごしたい」といった希望を叶えるためにも、投資や資産運用は欠かせないものです。ただ、「どうすればいいのか分からない」という人は多いでしょう。そこで、考えられるのが資産運用コンサルタントへの相談ですが、何も考えずに相談して「あとはよろしく」というわけにはいきません。専門家に相談する前にしておきたいことをまとめました。

大方針は「リモコンは必ず自分で持つ」

「資産運用コンサルは専門家なのだから、丸投げすればいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、コンサルタントはあくまでアドバイスをしてくれる存在であって、当事者ではないのです。相談者が納得のいく資産運用を実現するためには、相談者自身が、「どういう人生を生きたいのか」「どんな生活観を持っているのか明確にすることが欠かせません。そして、主体的に自分の資産運用を考えることが必要です。

これはクリニックや企業を経営に置き換えると分かりやすいでしょう。クリニックの経営を合理化したり売り上げを伸ばしたりしたいと考えて、経営コンサルを依頼するとしても、コンサルタントが経営者になるわけではありません。

あくまで自分の資産運用についてのリモコンを持つのは自分です。何のために、どのように資産運用したいのかを自分で考える必要があります。コンサルタントの意見を参考にしながら決断するのは自分であると意識することが大切です。具体的に相談する前の段階ですべきことを3つに分類してみましょう。

すべきこと1:人生設計のイメージ、なぜ資産運用をするのかを明確にする

まず自分がどんな人生を生きたいのか、どんな生活をおくりたいのか、生設計や生活設計のイメージを明確にして、「なぜ資産運用をするのか」という目的を明確にしましょう。「将来開業したい」という勤務医なら病院の開業資金が必要になります。また、「クリニックを誰かに任せて移住したい」という経営者もいるでしょう。

子どもが生まれる予定があったり、子どもを医学部に入れたいと感じたりするかもしれません。また、「家を買いたい」「医院をリフォームしたい」といった目的もあるでしょう。このほかにも「旅行をしたい」など、「いつかはやりたい」ことが何なのかも考えておきましょう。できれば、これらも「おおよそいつごろには実現したい」という時期とともにイメージを明確にしておくとよいでしょう。

人生のライフステージや、人生を通して成し遂げたいこと、さらにはその時期によって、資産運用を行う目的やそのやり方が変わってくるはずです。自分が「どういう人生を生きたいのか」「どういう生活をおくる予定なのか」といった状況を踏まえ、「なぜ資産・資金が必要なのか」を相談する前に明確にしておきましょう。

詳細は資産運用コンサルとの相談で落とし込めば良いので、相談前はイメージのレベルで差し支えありません。また、人生設計や生活設計は、家族がいれば、考え方を合わせておくことをおすすめいたします。

すべきこと2:資産・負債および収入・支出等の現状を整理する

次に、現状の資産・負債および収入・支出などの現状をざっくりと整理しましょう。たいていの場合、資産運用コンサルがはじめに行うのは現状整理です。しかし、それ以前におおよその整理しておけば、相談したいことも明確になり、コンサルティングもスムーズにはじめられます。

現状整理をするには、現預金・有価証券・不動産および年金・保険などの資産について、それぞれいくらあるかを確認しておきましょう。例えば、有価証券なら会社名・購入金額・現在の価格も含めて把握しておくことが賢明です。年金や保険は、加入状況や保証期間・保険金額などを確認し、負債についても借入金額・金利・返済期間などをまとめます。

収入は額面収入だけでなく、手取り収入も把握しておきましょう。支出は、1ヵ月当たりの支出金額を「食費」「光熱費」「家賃」といった費目毎に分類して把握します。月によって金額の増減や不定期的な出費もあるはずなので、おおよその把握で問題はありません。資産・負債および収入・支出などの現状整理には、日ごろより家計簿または家計簿アプリを活用しておくと作業が楽に行えます。

医師や歯科医師の資産運用を数多く経験している専門家を選ぶ

資産運用コンサルに相談する前に、最終的なリモコンは自分で持ったうえで「何のためにどのように資産運用したいのか」を自分で考えることが大切です。そのうえで、資産運用の目的の明確化、資産などの現状整理、人生設計・生活設計のイメージの明確化を行うと、資産運用コンサルへの相談がスムーズになります。

資産運用を相談するコンサルタント探しでは、医師や歯科医師などをクライアントに多く持つ専門家を候補にしましょう。職種や収入が似通った相談者の資産運用を数多く成功させている専門家のほうが、「聞きたいこと」「してほしいこと」をすでに経験しているはずです。また、資産運用を進めたいと考えている医師・歯科医師が求める具体的なソリューションも多く持っているでしょう。

文・ 水戸脩平(中小企業診断士)

 

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